【パラサイト半地下の家族】最後ラストシーンの意味を考察&ネタバレと感想もまとめて解説!

2020年に映画界での話題をかっさらっていた感じがする、韓国映画の「パラサイト」は社会風刺を突いたストーリーが印象的で、なおかつところどころに伏線をしいていたりもするので、考えさせられることも多かったように思います。

特に印象的だったのは、ラストシーンのギウの妄想とも取れるシーンには、どんな意味が込められていたのかが気になるところでもあります。

そこで、この記事では映画「パラサイト半地下の家族」のラストシーンに込められた意味の考察や、本編のネタバレ&感想と共に解説を進めていきたいと思います!

 

※この記事は、映画「パラサイト半地下の家族」のネタバレが含まれますので、まだ映画本編をご覧になっていない方はご注意ください。

【パラサイト 半地下の家族】最後ラストシーンの意味を考察!

 

まず、ギウの妄想とも解釈できるシーンについては、最初はミニョクの提案で家庭教師を始めたことから、お金持ちの家にパラサイトすることで、まるで自分の立場が変わったかのような錯覚に陥ったものの、その後転落してしまい、妹ギジョンが亡くなり、父ギテクは逃げるかのようにパク家の地下室に潜り込んでしまい、母とともに元の生活に戻ってしまいました。

本編ラストのギウによる妄想のような場面は、過去の過ちを経て人生をやり直していくという人生設計をもとに考えていたのか、それともあの悲劇の日に頭を石で叩かれたことで、まともな思考ができなくなった状態のなかで観ていた夢のようなものなのか、解釈はいろいろできそうですが、いずれにしても家族のことを大切に思っていて、いつか自分が社会的に成功して父を救い出したいという思いが込められているのかなと思いました。

本作の監督は、ギウがミニョクから貰った「水石」には、表裏一体の意味を成す意味が込められているといったような発言をしていました。つまり、パク家にパラサイトするまでの過程は「生活をよくしたい」という意味での願いを実現させたのに対して、元の生活に転落し、家族がバラバラになって自身も傷を負ってしまったという点では、ギウの願いとは真逆の結果を生んだわけです。

しかし、それはギウが自分の身分を偽ったことによる、経歴詐称が招いた結果とも言えるわけなので、願いをかなえたければ真面目にやれという意味も込められていたのかなと思います。

あのラストシーンが、ギウの未来を描いたものなのか、それともボロボロの状態の中で観ていた妄想なのかはわかりませんが、対照的という意味では意味深なところでもあるかなと思いますが、全体的に暗いテーマを扱う作品のなかでは前向きな締めくくり方だったので、後味が悪くならなくてよかったなと感じました。

ですから、いずれにしてもポジティブな意味合いでの締めくくりだったのかなと個人的には解釈しています!

スポンサーリンク

【パラサイト 半地下の家族】ネタバレを含むあらすじ

 

キム家の惨状

半地下にある薄汚れたアパートにて生活していた4人家族のキム家。

家族構成は、
父:ギテク
母:チュンスク
息子:ギウ
娘:ギジョン

しかも、4人とも失業中の身。切り詰めた日々の生活は、本当に生きていくので精一杯。辛うじて得られた仕事は、宅配ピザの箱の組み立てというちっぽけな仕事だった・・・

 

 

 

きっかけは、ミニョクの提案だった

 

 

ある日、ギウの友人ミニョクが訪れてきて、「富」をもたらしてくれるという岩をプレゼントしてくれます。

加えて、ミニョクは自分が留学する間に、自分のかわりに英語の家庭教師をやってくれないか?とギウに提案します。

ミニョクが担当しているのは、高校生のダヘという女の子で、彼女が大学に進学したら交際を
申し込むつもりとのこと。ミニョク曰く、ギウだったら信用できるとのことで、打診をしたとのこと。

ギウは、ミニョクの打診について、浪人生の立場を考えると教える資格はないと決断できずにいたが、相手の家が資産家で、高報酬であることを鑑みて引き受けることを決意します。

 

 

 

パク家に寄生の一歩

ギウは、美大志望の妹・ギジョンに名門大学の入学証書を偽造してもらい、パク家に大学生のふりをして訪れます。

ダヘの母親もギウの物怖じしない様子で教える姿を見て、信用を得ることに成功します。また、しれっとダヘと恋仲になってしまう始末。

加えて、絵の家庭教師を探していることを聞き出します。ギウは「思い当たる人物がいる」と言い、妹のギジョンを紹介します。

 

スポンサーリンク

 

 

妹と父も寄生

美大志望のギジョンは、芸術療法士を装って、朴家に訪問。「ググって調べた」という理学療法の専門用語を用いてそれっぽく話すギジョンに対して、

パク夫人は疑うこともせずに、すっかり信用してしまって息子のダソンに絵を教える先生として雇われることに。

ある日、家庭教師の仕事を終えたギジョンが帰宅しようとすると、パク氏が運転手に自宅まで送るようにと手配します。

運転手はギジョンを自宅まで送ると言い張りますが、ギジョンは自宅まで送られると身元や身分がバレてしまうため、頑なに拒否します。

そこで彼女は何か良からぬことを企んだのか、密かに下着を脱いで助手席の中に忍ばせました。後日、車の中からギジョンが脱いだ下着を見つけたパク氏は、運転手が車の中で良からぬことをしたのではないかと勘ぐり、運転手を解雇してしまいます。

運転手を買い越してしまったため、パク氏は後任を必要としますが、ギジョンは親せきにめぼしい人物がいると父ギテクを運転手として紹介し、雇用に繋げます。

 

 

 

最後に母も・・・

現在パク家に雇われている、キム家の以外の人材は家政婦のムングァンのみ。食事を二人分食べること以外の欠点らしい欠点は無く、パク氏の評価も高かった。

そんなムングァンの弱点は、桃アレルギーだとわかったキム家の家族は、ムングァンに桃の皮の粉末を振りかけて、彼女が結核であるとでっちあげて解雇させるように仕向けます。

その後、新しい家政婦を必要とするパク氏に対して、ギテクは自分が以前スカウトの話があったという、架空の人材派遣会社の話をして名刺を渡します。

名刺に記載のあった連絡先は、ギジョンのガラケーで、彼女の功名な語り口調に対して不信感を抱く様子もなく、母のチュンスクがパク家に家政婦として採用されることに。

パク夫妻は、新たに雇われた4人が実は家族であることなんて知る由もありませんでしたが、息子のダソだけは、4人が同じ「におい」であることに気づきます。

 

スポンサーリンク

 

 

パラサイト化は成功したと思いきや・・・

息子ダソンの誕生日に、パク家はキャンプ旅行に出るため留守番はチュンスクに任せて家を空けます。

キム家の4人は、パク家の住民がいないことをいいことに、まるで自分の家のように振舞い、お酒や食べ物を食い散らかします。

ギウは友人ミニョクを裏切ったのか、ダヘと恋仲になったので、将来は結婚したいと語りだします・・・そんなパク家の幸せなひとときも、ほんの短い時間で終わりを迎えます。

外は激しい雷雨の状態であるにも関わらず、来客なのかインタホンが鳴り続けます。チュンスクが渋々対応すると、玄関には解雇された元家政婦のムングァンが立っていました。

 

 

 

ムングァンの秘密

 

ムングァンは「地下に忘れ物をしてきたから家に入れて欲しい」と懇願し続けるため、チュンスクは不本意ながらもムングァンを家に入れると、酒などが入っている棚をこじ開けて怪我しながらも地下に繋がる隠し扉を開きます。

この隠し扉と地下室については、パク家も知らないものだったようで、前の住人が北朝鮮のミサイルに備えた避難所としてや借金取りから隠れるための避難所として作ったものではないかと言われています。

そのことをムングァンは家政婦の仕事を通じて知っていたようで、自分の夫を借金取りからかくまう為になんと地下室に住まわせていたのでした!

このことから察するに、ムングァンが食事を二人分もとるのは、地下室に住んでいる夫に食事を
させるためだったのではないかと推察します。

 

スポンサーリンク

 

 

キム一家が大ピンチに

そんなムングァンの秘密を黙っていてほしいとチュンスクに懇願するものの、その様子を見ていたキム家の他の3人が足を滑らせてバタバタと出てきてしまいます。

その様子を見たムングァンは、チュンスクと3人の関係が家族関係にあることに気づき、事態は形勢逆転します。

キム一家が詐欺を働かせて雇われていたことを告発すると脅してきます。そして、キム一家とムングァン夫妻はもみ合いになって大げんかに発展してしまう・・・

そんな最中、パク夫人から電話がかかってきて、大雨の為にキャンプは中止するという報告を受けます。

その電話があったのは、自宅まで車で8分くらいの場所からだと知って慌てたキム一家は、ムングァン夫妻を何とかして地下室に閉じ込めて、飲み散らかしたあとをうまく隠ぺいして、パク夫人に頼まれた食事を作って間に合わせます。

そんな折、ムングァンが地下から出てこようとして事実を暴露されそうになるものの、チュンスクがムングァンを蹴落として、脳震とうを起こしてしまいます・・・

一方で、グンセ(ムングァンの夫)は地下にある家の照明のスイッチを頭突きしながら押して、モールス信号を送るものの、誰も気づかずじまいだった。

 

 

 

パク一家が帰宅

 

パク一家ガ帰宅したとき、ギテク、ギウ、ギジョンはうまく隠れることに成功。パク夫人はチュンスクに対して息子が過去に自宅で「お化け」を見て失神したことを話す。

その一方で、パク氏は夫人にギテクの仕事は有能であるものの、どこか臭いにおいがすると話す。

その話を、隠れていたギテク、ギウ、ギジョンの3人も聞いていたのだった。その後、パク夫妻は夫婦の営みを始め、終わった後そのまま寝落ちします。

そのタイミングを見計らってなんとかバレずに逃げ出すことに成功します。

 

スポンサーリンク

 

 

ダソンの誕生日が悲劇に

 

その翌日、パク家は息子・ダソンの誕生会を開くことにしたため、ギテク、ギウ、ギジョンの3人も駆り出されます。

ギウは前日のトラブルで地下室に閉じこもったグンセ・ムングァン夫妻を気にかけていたため、友人のギニョクからもらった「富」をもたらす岩を持って地下室に行きます。

がしかし、ギウはグンセの罠に引っかかって半〇し状態に逢ってしまいます。その後グンセは地下から上がって包丁を手にして誕生会に乱入し、キム一家に復讐しようとして襲い掛かります。

悲しいことに、ギジョンが包丁で刺されてしまい、絶体絶命の状態に。ギテクがギジョンを助けようとしている最中に、グンセを見て気絶してしまったダソンを病院に連れて行こうとギテクに車のキーを投げてもらうよう指示するも、

なんともみ合っていたチュンスクとグンセの下に落ちてしまい、困難な状況に。チュンスクは危機的状況からなんとか反撃してグンセの暴行をストップさせます。(グンセは死亡)

その後パク氏はなんとか車のキーを取り戻したものの、グンセの匂いに後ずさりをしてしまい、その様子を見ていたパク氏の行動に怒りを覚えたギテクは、パク氏を刺してしまいます。

 

 

 

 

後日談

 

事件から数日後、ギウが目を覚まします。チュンスクと共に詐欺などの罪によって裁判沙汰になったものの、執行猶予付きの判決だったため刑務所に収監されずに済みました。

ギジョンは、刺された後亡くなってしまい、納骨済の状態でした。一方、ギテクは事件後行方不明となっていたものの、ギウが山に登って「あの家」を眺めていると、家の照明がモールス信号を示していることに気が付きます。

そして、その信号の発信者は父・ギテクからのものであることにも。ギテクは、事件後地下室で
身ごもっていたのです。

パク氏が家を出て行った後は外国人が入居したようで、ギテクは家の住民の目を盗んで食べ物を確保していてなんとか生活している模様。

そんな父の様子を知ったギウは、お金持ちになって「あの家」を買取り、父を開放したいという計画を立てることを誓います・・・

 

 

 

「パラサイト 半地下の家族」の感想

引用元 映画 パラサイト 半地下の家族

 

この作品は、韓国の貧富の格差を描いた生々しいストーリーなのかなと感じました。個人的な意見ですが、ギウとギジョンは貧しい家庭に生まれなければ、友人のミニョクやパク家の娘・ダウとも同等の生活を送ることができていたんじゃないかと予想します。

ギウはラストの方で父を地下室から解放するために、家を買うという計画を立てますが(上で考察しているように妄想かもしれませんが)、勉強はできると思われるので、なんとか這い上がるように努力するんじゃないかなという感じがしました。

ギテクがパク氏に衝動的に刺してしまったときの事は、自分だってパク氏を騙していたのだからある意味両成敗だとは思いますが、貧しい暮らしに対する劣等感は強かったでしょうし、

パク氏に感づかれていたことなどの態度がギテクにとっては劣等感を刺激されて悔しかったのかなと。

全体的に格差社会の現実あるあるなのかもしれませんが、個人的には似た作風の「ジョーカー」よりも気持ちが沈むような感じでした。

そういった部分が、アカデミー賞でも受賞する引き金になったのかな?という感じなんでしょうか?

 

スポンサーリンク

 

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

error: Content is protected !!