あの三浦春馬さんの遺作となった映画「天外者(てんがらもん)」が、2020年12月11日に公開予定です。
ちなみに、映画「天外者」の原作は、偉人・五代友厚の生涯を基にしたオリジナル脚本の作品でもあります。
また、主演の三浦春馬さん以外にも、三浦翔平さんやTMレボリューションこと西川貴教さんなど、その他実力派のキャストが出演しているので、物語だけではなく、出演者の方々にも注目が集まりそうです!
この記事では、映画「天外者」のネタバレ含むあらすじや感想をまとめていきます!
目次
映画のタイトルにもなった「天外者」について
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— 映画『天外者』公式 (@tengaramon_1211) December 5, 2020
本作のタイトルにもなった、「天外者」(てんがらもん)という意味は、鹿児島県の方言で特別な才能を持った人物とのことです。
ある意味、三浦春馬さんがキャスティングされたことが、ベストマッチだったような気がします。
ここに書くことではないかもしれませんが、まだまだこれからの方だったと思いますし、演技のみならず歌も評価されていたので、余計にそう思ってしまうのかなと。
映画「天外者」の主人公・五代友厚について
引用元 https://ja.wikipedia.org/
【生年月日】天保6年12月26日(1836年2月12日)
【死没】明治18年(1885年)9月25日(満49歳没)
【出身地】薩摩国鹿児島城下長田町城ヶ谷(現:鹿児島市長田町)
武士や実業家として名を馳せた五代氏は、NHK朝のドラマ「あさが来た」のキャラクターとしても取り上げられていたのが記憶に新しいところです。
幕末の時代から明治時代にかけて、日本の未来の為に奮闘して、実業家としても成功した五代友厚の人生を映画で楽しめるのは楽しみですね!
五代友厚の魅力について
武士としても実業家として活躍
五代友厚は、武士としての心を持ち合わせつつ、商人としての才覚もあり、実業家としても尽力していて、異端児とも呼ばれた人物でした。
その一方では、イギリス戦争を阻止するために、切腹をしようとするなどといった、身を削るような武士らしさを魅せる逸話もあったとか。
日本の為に尽力
「名もいらぬ、実もいらぬ、ただ未来のために」
といった名言をもとに、日本の未来の為に尽力してきた功績は大きいです。当時、農業のみが産業らしいものが無かった日本に対して、経済を発展させるためには改革を行うことが必要であると考えていました。
また、海外で学びを得る中で、政治基盤を立てる為には経済が必須だと案が得て、日本経済の改革の為に粉骨砕身の思いで動いていきました。
映画「天外者」キャスト
画像引用元は、https://tengaramon-movie.com/main.htmlとなります。
登場人物 | 紹介文 |
五代友厚/三浦春馬
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4歳の頃から子役からデビューしていて、芸歴は長い。ドラマや映画、舞台など幅広い分野で活躍をしていて、歌とダンスのスキルは定評でもあり、「表現者」とも言われている。 |
坂本龍馬/三浦翔平
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ジュノン・スーパーボーイコンテストで受賞した後、ドラマ「ごくせん 第3シリーズ」での出演を機に、映画やドラマの出演が増える。
バラエティ番組に出演時、「片思いで終わる役が多い」と自虐発言をしていてウケていた。 |
岩崎弥太郎/西川貴教
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TMレボリューションとして活動し、人気や知名度も高い。2016年に株式会社突風を設立し、自身が社長となった。
2020年8月には、元アナウンサーの女性と結婚をした。最近では、50歳とは思えないほどバキバキの身体が話題になった。 |
伊藤博文/森永悠希
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子役出身で、キャリアのスタートはゲスやクズっぽい役が目立つ印象だったが、フジテレビのドラマ「絶対零度」では割とクリーンな役を演じていた。
wikipediaによると、Perfumeのファンらしい(笑) |
はる/森川葵
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2010年にファッション誌「セブンティーン」のオーディションを受けた後、グランプリに選ばれる。
2015年にはモデルを卒業し、ドラマや映画などの出演に精を出すようになった。 作品によって演じる役柄を使い分ける事ができることから「カメレオン女優」とも言われているとか。 |
五代やす/筒井真理子
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幅広い演技が定評で、悪女から気品ある人物の役柄まで演じられるところが魅力。
2016年には、タレントの松本明子と漫才コンビ「つつまつ」を結成するといった意外な一面もある。 |
五代豊子/蓮佛美沙子
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女優業を志したのは、竹内結子の出演作「ランチの女王」を観たことがきっかけだった。
2006年に公開された映画「犬神家の一族」でデビューした後は、女優業としてのキャリアを積んでいる。 新垣結衣とは仲が良く、性格や引きこもりがちなところが似ているとか。 |
五代秀尭/生瀬勝久
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映画やドラマに多数出演しているベテラン俳優。強面なキャラクターを演じるのが定評。
仲間由紀恵が出演してきた作品での共演も多い。 掃除機マニアな一面もあり、家電量販店にて店員と揉めたという逸話もあるとか。 |
映画「天外者」のあらすじ含むネタバレ
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江戸の終わりに、黒船の来航によって新時代を迎えようとしていた長崎にて、五代才助(後の友厚となる人物)が侍たちに追われていた。
才助は、新しい時代を迎える事や海外の文化に対して好意的に思っていたのだが、それを快く思わない侍たちから命をも狙われるはめになったのだ・・・
そんな折、才助は橋の上から川に飛び込もうとしていた「はる」という遊女を見かけたため、飛び込むのを止めて救い出そうとしたが、「身体に触れたければ、金を払いな」といった発言をする。
才助は、その後も勉学に勤しんでいたものの、あるときに「早く航海させてほしい」と教官に対して懇願していた。
才助は、自分が1日でも多く勉学に励むことで、それだけ日本が進化していくんだという根拠のない自信を持っていた。だから、才助はそういった「伝統を重んじる」侍たちからの反発を招き、追われることとなったのである。
侍たちから逃げる途中、才助はのちに伊藤博文となった利助とぶつかってしまい、彼の万華鏡を壊してしまう。
利助曰く、2年分ほどの年収ほどの高級な品物だったため、弁償しろと問い詰めるが、才助は器用なことに修理をして利助を感心させていた。
その後、遊女たちにひらがなを教えているはるを見かける。そんな彼女たちを冷やかす男達に絡まれてしまうが、そこの才助がやってきて男たちを追い払う。
一方、才助のようにに侍たちから追われていた坂本龍馬は、偶然にも侍から追われていた才助と合流することとなり、一緒に逃げる事となった。
そして、侍たちに追い詰められてしまい、才助や龍馬は侍たちよりも強かったが、さすがのふたりも数には敵わず窮地に追いやられそうになったものの、龍馬が持っていたピストルで追い払うことができた。
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これが五代才助と坂本龍馬との出会いであり、日本が新しい時代を迎える大きな第一歩でもあったのだ。
才助は幼い頃から賢くて、世界地図を地球儀にするという命を、自身が地球儀に創り上げて父親をビックリさせたことがあった。
母親は、そんな才助のずば抜けた能力を認めて「天外者(てんがらもん)」と呼ぶことにしたが、兄だけは才助の事を快くは思っていなかった。
才助は、鎖国が終わって開国したあとの貿易によって得られる利益によって、産業発展が見込めるといった内容の上申書をまとめていた。
そして、国内では開国に対する内向きな考えを持つ反対意見も目立つ中で、先を見据えて行動していたのである。
そして、遊女はるに惹かれていき、遊学に通いながら心を通い合わせて行くこととなった。そして、はるの夢を叶えるような国づくりを目指していくとも。
薩摩藩は近代化を進める方針で考えていて、才助に蒸気船を手に入れるように命じていた。才助、龍馬、岩崎弥太郎、利助の4人は鍋をつつきながらお互いの未来について語り合っていた。
利助は、才助のアドバイスで動き、資金を工面させてイギリス留学を果たした。その後、上海に発つ前にはるにかんざしを贈る。
そして、「誰もが夢見る事が出来る国を目指していく」と話すと、「いつかふたりで海をみたい」とはるが言う。
しかし、ふたりの願いもむなしく、才助が上海に行くと、はるはイギリスの資産家のところに売り渡されていたのだった・・・
時は流れて、1862年のことだった。生麦村にて薩摩藩の行列を横切ったイギリス人に対して藩士が斬りつけるといった事件(生麦事件)が起こってしまう。
この事態を重く見たイギリスは、戦艦を率いて鹿児島に襲来し、薩英戦争が勃発してしまった。
才助は、買い付けた蒸気船を守るべく、イギリスの捕虜となったが、イギリス側と比べると武力的にも日本が劣ると察したため、機転を機変える事で薩摩藩の危機を回避させた。
一方、才助が捕虜となったことを知ったはるは、自分の見受け先のイギリス人に助けを求めて頼み込む。
はるの計らいによって、才助は捕虜の身から解放されるが、今度は薩摩藩の侍たちから「裏切り者」だと誤解を受けて狙われてしまう・・・
一方、長崎では坂本龍馬が中心となった「海援隊」という名の貿易結社が商売繁盛していた。龍馬は、才助の身を案じながら、良い知らせを待つ日々が続いていた。
追い詰められていた才助だったが、長崎の商人・グラバーの助けもあって、イギリスに視察に行くこととなった。
才助がイギリスに旅立つ前に、お互いが一歩も引くことなく「新しい国をつくるのは俺の方だ」とお互い譲らない様子だったが、夢を語り合っていた。
その後、才助は無事イギリスに到着し、さまざまな分野の視察を行っている最中に、1867年に京都にて龍馬が◯されてしまったことを知らされてしまう。そのときは、どうすることもできずに泣くしかない様子だった。
また、人づてにはるのことを耳にして、彼女の事を捜していたが、日本に帰国していることを知って、日本に戻ることに。
その後、才助ははると再会することはできたものの、はるは病気に侵されていた。彼女との約束の為に、はるを背負って海が見える丘に向かう。
才助は、海をみながら「もう少しで夢の国ができるから」と言うものの、才助の背中におぶさったままで、はるは息を引き取ってしまった・・・
またまた時は流れて、新たな時代を迎えるかのように、明治政府が成立する。
藩はなくなり、人々の服装が西洋の様式を取り入れたものに変わって行く。
才助は友厚と名前を変えて、政府の役人となっていた。そんな折、豊子という女性と出会い、家庭を築くこととなった。
その一方で、明治政府となって西洋文化も柔軟に取り入れていき、生活様式も変化していった一方で、経済は良くなることが無く、生活に困窮する人は少なくなかったのである。
経済が良くならなかった理由には、日本が海外と締結していた「不平等条約」にあったのだ・・・
そこで友厚は、日本の経済発展を真剣に考えた結果、役人を辞めて実業家として生きる道を選択し、活動拠点を大阪に置いて経済発展の為に尽力していく。
まさに身を削るような形で、家の権利書を担保にしてまでも金策を練ったうえで、事業の発展に力を入れていた。
そんな友厚の思いはむなしく、大阪商人には反発を受ける事もあったが、自身の思いを伝えるべく、大阪商法会議所にて、
「地位か名誉か金か、いや大切なのは目的だ」
と論じていた。
その後、五代友厚は49歳で、病気の為にその生涯を閉じた。お通夜のときには誰も来ないと思われていたが、かつての利助・伊藤博文がやってきて、才助が愛用していた刀を豊子に渡し、「棺に入れてやって欲しい」と伝える。
その後、通夜を終わらせようとしたとき、娘が「お母さん」と呼んで外に行くと、大勢の人々が弔問に訪れていたのを見て、豊子は
「あなたはやっぱり、天外者(てんがらもん)ね」
とつぶやくのだった・・・
映画「天外者」の感想
個人的には、三浦春馬さんの遺作として期待していましたが、他のキャストの方の演技も良くて、特に西川貴教さんの演技が良かったなと思いました!
西川さんは50歳とのことでしたが、三浦春馬さん、三浦翔平さん、森永悠希さんたちとの絡みも違和感が無く、まるで同世代の方のような雰囲気がありました(笑)
もともと商売人っぽいキャラクターだったからというか、自身も会社経営者だからなのか、茶目っ気たっぷりに演じていた姿が印象的だったなと。
もちろん、三浦春馬さんの演技も素晴らしく、藩士たちに取り囲まれて戦っていたときの身のこなしは、ダンスが得意な春馬さんらしさが存分に感じられたかなと言う気がしましたね~
坂本龍馬を演じた三浦翔平さんも、伊藤博文を演じた森永悠希さんも、良いキャスティングでした!
本作は、日本国内のみならず、海外でもうけそうな物語だと思うので、ぜひ海外でも劇場公開されるといいのにな、と感じさせる内容でもありました!
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