2020年12月18日(金)に、人気アニメ・漫画の「約束のネバーランド」の実写版が公開予定です。実写版のストーリーは、おそらくアニメの第1期までの内容と同じではないかと思われます。
全くのオリジナルストーリーというわけではなさそうですが、アニメや原作との違いがあるのかに注目しつつ、楽しみにしたいところですね!
この記事では、実写映画「約束のネバーランド」について
- 原作との違い
- キャスト
- あらすじを含むネタバレ
- 感想
についてまとめていきたいと思います!
目次
約束のネバーランド(約ネバ)原作との違いは?
実写版「約束のネバーランド」は、原作とは若干設定が変わっているようです。ここでは、原作との違いをまとめていきます。
➀鬼に出荷される年齢が上になった!
原作では、鬼に出荷される年齢は12歳と決まっていましたが、映画では16歳に引き上げられています。これは、演じる子供たちの年齢が低いと大人の事情から難しいと判断された可能性があるので、年齢を上にしたのかもしれませんね。
また、これに伴ってエマ、ノーマン、レイの年齢も原作より上になっています。
②エマ、ノーマン、レイの年齢が上になった?!
➀の理由によってなのか、エマ・ノーマン・レイの3人は、演じる役者さんの年齢のほうが上なので違和感を感じるというファンの声も挙がっているとか。
また、レイはまだ原作に近いものがある反面、エマとノーマンに関しては、年齢が上であるためビジュアルも大人っぽくなっているのが大きな違いではあります。
キャラクター | 原作の年齢 | 演者の年齢 |
エマ | 11 | 20 |
ノーマン | 11 | 17 |
レイ | 11 | 13 |
個人的に思うのは、いくら演技とはいえど原作の年齢に近づけると、イザベラやクローネとの駆け引きをする描写のところで「うまくやれるのかな?」とも思えるし、
大人を欺くような行為を、果たして11歳の子供にできるのかな?とも思えるので、こればかりは致し方ないのかなと言う気がします・・・
③クローネのビジュアルが大幅に変わった
個性的なキャラクターだったクローネですが、原作では黒人だったのに対して、実写映画版では渡辺直美さんが演じています。ネットではLiLicoさんが適役なのでは?という声もありましたが、個人的には渡辺直美さんが演じるクローネもキャラクター的には合っていそうかなと思います。
約束のネバーランド(約ネバ)実写版キャストと、原作版と画像で比較!
実写映画「約束のネバーランド」のキャストと、原作のキャラクターを画像で比較してみました。(原作のキャラはアニメの画像を引用しています)
原作のキャラをそのまま実写に再現するのは難しいので、あれこれ言っても仕方ありませんが、大幅に変わったのはクローネかなと。(これはこれで面白そうですが)
特にイザベラについては、キャラ的に天海祐希さんが合っていそうかなとも思いましたが、年齢設定を考えると同じくらいの北川景子で適任だったのかなと今は思います。
北川さんは、ドラマ「家売るオンナ」でツンツンした性格のキャラを演じていましたし、うまく演じてくれそうな気がします^^
また、ネットでは不評もあったようですが、エマ役の浜辺美波さんについても、原作のある映画「賭けグルイ」での演技も良かったですし、原作とは年齢にギャップがあるとはいえ、個人的にはビジュアルを含めて違和感はないかなと思いますし、
ホントに11歳の女の子がエマを演じたとしても、「芯の強さ」を表現するのは難しかったんじゃないかなと思います。
※画像引用元は、https://the-promised-neverland-movie.jp/characters.htmlとhttps://neverland-anime.com/となります。
キャスト | 役柄 | 人物紹介 |
エマ/浜辺美波
|
グレイス・フィールドハウスのなかで、ずば抜けた運動能力と学習能力を持つ女の子。孤児院内で行われるテストでは満点を取ることができる天才児でもある。子供達と鬼ごっこをするときは、誰一人として見捨てる事はしないという優しい性格の持ち主でもある。 | 2011年にオーディションを経て映画デビューを果たして以来、多数のドラマや映画作品に出演している。主な代表作は 「君の膵臓をたべたい」「賭ケグルイ」 「屍人荘の殺人」 |
レイ/城 桧吏
|
ノーマンやエマと同等にテストでは満点を取れるほどの賢さを持つ。性格的には落ち着きがあってクールだといわれる。原作では内通者としてママに情報を提供していたが、本作ではどうなるのか? | 2006年生まれ。2018年公開の映画「万引き家族」の出演で様々な賞を受賞し、今後の活躍が期待される若手俳優。 |
ノーマン/板垣李光人
|
エマとレイ同様にテストでは満点を取れるほどの天才児。エマやレイと比べると性格的には一番大人で、子供たちに対して思いやりもある。 | 2002年生まれ。幼い頃からモデルとしての活動スタートして、小学生時代から俳優業としてのキャリアを積んでいる。2015年に出演の大河ドラマ「花燃ゆ」や2018年の「仮面ライダージオウ」に出演して注目を浴びた。 |
クローネ/渡辺直美
|
イザベラの要請によって本部より派遣されてきた人物。実はイザベラに対して敵対心を抱いている。原作ではイザベラに下克上を突きつけるも返り討ちに逢っていたが・・・ | 2007年にデビューした後、ビヨンセの歌真似で注目を浴びる。現在は海外に生活拠点を置き、芸能活動以外にも仕事の幅を広げている。 |
イザベラ/北川景子
|
表向きは子供達から愛される「ママ」として親しまれていたが、原作では孤児たちを鬼の食料にするために飼育していたという「裏の顔」があった。本作でも、エマ・レイ・ノーマン達との駆け引きに注目したい。 | 2003年に女優デビューをした後、2006年には映画初出演。その後は多数の映画やドラマなどに出演して「日本を代表する女優」として活躍している。プライベートではDAIGOの妻でもある。 |
約束のネバーランド(約ネバ)実写版ネタバレを含むあらすじ
この投稿をInstagramで見る
様々な理由により孤児となった子供たちが集まる「孤児院」のグレイスフィールドハウス。その孤児院の中で「ママ」と呼ばれるイザベラが、子供たちにとっては母親のような存在で親しまれていた。また、みんなが家族同然の状態で和気あいあいと暮らしていた。
そして、ハウスでは学校のように勉強やテストを実施するような教育を行い、子供たちは一定の年齢になると里親のもとに送り出されることとなっていた。
そのなかで、エマ、ノーマン、レイの3人は成績優秀かつ運動能力にも優れていた。そして、先輩の立場として年下の子供達の面倒を見ていて、イザベラをサポートしていました。
ある日、孤児の「コニー」に里親が見つかったため、ハウスの外に出ることとなったため、見送った後に彼女が愛用していたぬいぐるみを忘れてしまったことに気付いたため、エマとノーマンが届けるために後を追っていった。
すると、ふたりは近づくことを禁じられていた「門」に近づき、入ってしまう。すると、「鬼」と呼ばれる化け物の食料としてコニーが出荷されるところを目撃してしまう。
また、目撃した場所にはイザベラもいて、手慣れた様子でいたため、コニー以外の子供の出荷にも立ち会っていたことを察していたのだった・・・
真相を知ってしまったノーマンとエマは、レイに目撃した内容を伝え、子供達全員と脱走する計画を立てる事にした。その一方で、子供たちの誰かが「真実」を知ったことに感づいたため、監視役としてクローネを派遣する。
クローネは一見イザベラに忠誠を誓う素振りを見せつつも、その裏では蹴落とすことを考えていた。そのことを裏付けるかのように、子供達と取引をして情報提供を行っていた。
しかし、そんなクローネや子供たちの動きはイザベラに読まれていて、出荷されてしまう子供たちが出てしまう。
また、実はレイが内通者としてイザベラに情報提供をしていたことが発覚してしまうが、ノーマンはそのことを逆手に取って逆にスパイとしてイザベラから情報を得ようとする。
脱走の準備を次々と進めていくエマ達だったが、賢いイザベラに読まれてしまい、エマは脚を折られてしまうという悲劇に見舞われてしまい、ノーマンには出荷が告げられてしまった・・・
しかし、脱獄することを諦めなかったエマとレイはノーマンの発信器を無効化させて、ハウスの外に潜伏させようとしていたが、他の子どもたちの脱獄に支障が出る事を懸念したノーマンが発信器の無効化を拒否してしまう。
ノーマンは、出荷される前にエマとレイに得られる情報のすべてを伝えていた。そして、出荷当日には見送ることしかできなかったため、エマとレイは無力感に際悩まされている様子だったが・・・
しかし、それは悩んでいるふりだったのか、レイもエマも脱獄を諦めていたわけではなかった。
エマは、ハウスに火をつけて脱獄することを画策してたが、レイは自分の身体にガソリンをかけることで、自らを犠牲にしてでもイザベラの足止めをしようと考えていた。
エマは、土壇場のところでレイが自らの身体に火をつけようとするのを阻止して、みんなで脱走する決意を固めていた。
その後、ハウスに火をつけて、エマは発信器が埋め込まれている耳を切断して子供達と共に脱走をスタートさせる。
計画はうまくいったようで、イザベラを出し抜くことができ、崖からロープをつたって飛び越える事ができた。
最後にエマが崖から渡ろうとしたそのとき、イザベラがやってきたが、観念したのか、自身の過去を思い出したからなのか、子供たちを見送る様子で、脱走した証拠が見つからないようにしていた・・・
また、イザベラの回想のなかから、レイが実の息子である描写があった。このことからも、レイがイザベラに対してなぜ内通していたのかもわかるような気がしたシーンだった。
約束のネバーランド(約ネバ)実写版感想
率直な感想ですが、原作のストーリーをうまくコンパクトにまとめたかなと言った感じでした。出演キャストについて、一部ネットで不評もあったようですが、個人的には適役だったのではないかと思いました!
レイは子供じみたところがあるので、年齢の近い子が演じても違和感が無かったですが、ノーマンは11歳にしては大人びているので、11歳の子が演じるのは難しかったんじゃないかと感じました。
また、エマについては確かに大人っぽくなったな(笑)とは思いましたが、芯の強さや誠実さを醸しだせるような配役となると、それなりの人生経験も必要だとは思いますし、浜辺美波さんは真面目そうだし、素の彼女芯が通っていそうだから良かったんじゃないかと。
クローネについては、ビジュアルは違ったもののコミカルなキャラと言う意味では、渡辺直美さんはうまく再現できていたんじゃないかと。「新解釈三国志」と同様に、他の役者さんを引き立てるいいポジションだったなと思いました!
そして、北川景子さん演じるイザベラも、年齢的には同じくらいでもあるし、落ち着きの中にある「恐怖」をうまく演出できていたかなと思いました!
強いて不満を挙げるなら、ラストでイザベラの過去をもう少し掘り下げて欲しかったし、最後は子供たちを見送った後に束ねていた髪をほどいていたシーンが、自分の過去を思い出して、人間らしさを取り戻したような描写に感じられたので、そこは再現して欲しかったなと思いました。
今後、続編があるかどうかについては、興行収入次第だと思いますが、作品の知名度や人気度から考えてもそれなりにはあるでしょうから、ほどほどに期待しています(笑)
※アニメ版「約束のネバーランド」シーズン1の動画を無料視聴する方法を、別の記事にて解説しています。宜しければお読みください。